杉とフレームが織りなす、重厚感と軽やかさ『FIL MASS Series』

ライフスタイルブランド『FIL』が展開する、杉集成材を用いたインテリアシリーズ『MASS Series』。

FILは黒川温泉でも知られる熊本県・南小国町に拠点を置き、”Fulfilling Life”をコンセプトに、家具・インテリアから小物、フレグランスプロダクトまで多様なプロダクトを展開している。

同社のウェブサイトにはFILのブランドについて以下のように記されている。

FILの存在意義は、このブランドに繋がる人々の「在り方」を 問う事にあります。ミニマム=少ないことを単に追い求めるのではなく、消費主義・資本主義の現代において本当の意味での豊かさを考えること。私たちは「満ち溢れた人生」の重要さを社会に問い、形に表すことでこの思考の重要性を世界に広めていきます。

MASS Seriesは小国杉の無垢集成材や金属のフレームを用いた家具シリーズ。杉の重量感と対比したフレームの構成が木素材の価値を高めてくれる様な、軽快さを産み自然環境のように風通りの良さを感じさせるプロダクトに仕上げているという。

クリエイティブやブランドコミュニケーションを有名エージェンシーが手掛けており、非常に上手いコミュニケーション、ブランディングを展開している。

無論プロダクトの素晴らしさは言うまでもない。

source / image : FIL

解像度の高い“体験”を提供するポップアップストア『BALMUDA The Kitchen』

BALMUDAは代官山T-SITEにポップアップストア「BALMUDA The Kitchen」をオープンする。

「BALMUDA The Toaster」を皮切りに、これまで体験に重きを置いたキッチンアイテムを展開するBALMUDA。

同社はどのような体験を提供していきたいかを土台に製品を企画。トースターにはじまり、ポット、炊飯器、カレーと製品を展開してきた。今回のポップアップストアはこれまで製品を通して提供してきた体験を「場」を通しより解像度高く提供していくものとなる。

ポップアップストア内では、展示や体験ブースの他、ワークショップなどのプログラムも展開。BALMUDAの世界観を様々な角度で体験できるよう企画されている。期間は2017/9/7-12の6日間。

見る、聞く、触る、感じる、味わう、楽しむ、買う。キッチンシリーズのすべてを体験できる場所となっています。(BALMUDA プレスリリースより)

ここ数年、SONYのLife Space UXをはじめプロダクトを通しどのような体験を提供したいかを場をもって定義する流れが1つ潮流として存在している。BALMUDAが提供したい体験を解像度高く感じるにはまたとない機会になりそうだ。

source / image : BALMUDA The Kitchen

長く愛用される仕組みを作る『Herman Miller』

米国を代表するインテリアブランド『Herman Miller』。

イームズをはじめ有名インテリアデザイナーによるプロダクトを展開する同社には、特徴的な保証制度が存在する。『12年間に及ぶ製品保証』だ。

アーロンチェアやミラチェアなどをさまざまなラインナップを展開する同社のオフィスチェアは消耗品パーツも含め、全ての部品において12年間の修理サポートが無料付帯される。

座面のメッシュから、フレーム、タイヤまで。スレ、傷、割れ、破れ全てにおいて通常使用の範囲内における自然故障は、保証期間内であれば無償修理を提供する。(昇降用のガス圧シリンダーというパーツのみ2年に設定されている)オフィスチェアは明らかに消耗が激しい製品だ。一般的なオフィスワーカーであれば1日8時間、ないしはそれ以上の時間×週5日利用する。

家のダイニングテーブルやチェア、ベッド、ソファよりも遙かに使っている時間は長い。にも関わらずHerman Millerは12年にも渡り保証を提供する。

12年保証 耐久性と信頼性 | ハーマンミラーメンテナンス

さらにアーロンチェアでは、オーバーホールサービスも16,800円で提供している。保証期間が過ぎた後でも、使い続けてもらうために、分解修理・調整を行ってくれるという。

どちらの制度からも、同社の製品への自信と愛が伝わってくる。12年ひいてはそれ以上の期間愛用し続けてもらいたい。そのための制度は用意すると言うわけだ。無論、同社の製品は高価だからというのも理由の1つではあるだろう。本体価格には修理見込みの費用もきっと上乗せされている。

Herman millerは価格を上げ、売り上げが減るかも知れなくても、製品を長く愛用し続けて欲しいと考えているのだろう。

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source / image : Herman Miller

“あるべき場所”にある扇風機『BALMUDA GreenFan』

昨年6月、引越しと同時に扇風機を買った。

僕はあまりモノ選びで悩まないのだけれど、扇風機は決め手となる要素がなく、今回は難航した。

今時の扇風機は、良い風が出て、デザインが優れているのは当たり前。

メーカー各社は、「バッテリーで動く」「スマホで操作できる」「温度に応じて風を調整」「空気が綺麗になる」「暖房も」といった追加機能や便利機能で争っている。

どれを選んでも基本機能的には問題ない反面、追加で欲しいと思う機能も特になく。基本機能が満足して部屋に合えばいいと思っていた僕としては、判断に困ったわけだ。

諸々悩み、最終的に我が家にやって来たのはド定番であろう『BALMUDA GreenFan』だった。

正面を向いて止まる扇風機

BALMUDA GreenFanは優秀な扇風機だ。

二重構造の羽根とDCモーターで遠くまで自然の優しい風を送れる。リモコンやバッテリーが使えるといった細やかな機能もありつつ、デザイン面も国内メーカーでは優れているだろう。

概要 | The GreenFan | バルミューダ株式会社

ただ、僕がこの扇風機を買った決定打は全く別の理由だった。

それは、「電源を切ると、必ず正面を向く」ということ。

首振りをする扇風機は斜めを向いて止まることがほとんど。とはいえ、斜めに止まることに違和感を感じたことも、嫌だと思ったこともなかった。たまたま家電量販店で試したときに、BALMUDA GreenFanは正面を向いて止まることに気づき、はじめて意識したほどだ。

ただ、正面を向いて止まる機種があるとを知ると、気になって仕方ない。近くにあった扇風機をいくつか試してみたところ、正面で止まる機種は1つもない。国内メーカーも、高級扇風機も、ダイソンもだ。

モノの「あるべき場所」

モノにはホームポジション、つまり“あるべき場所”が存在すると僕は思う。

椅子などの家具は使い終わると元の位置に戻す。パソコンも、腕時計も、リモコンも、家で置くべき場所は大体決まってくるものだと思う。

「片付けの基本はモノのあるべき場所を決めること」といわれるように、家のなかでホームポジションをどこに置くかは部屋の雰囲気を決める大切な要素。とくに扇風機のようなインテリアはなおさらだ。

GreenFanに出会って気づいたのが、扇風機のホームポジションは2つ存在するということ。1つは文字通り「あるべき場所」。もう1つが「向くべき向き」だ。

そしておそらく、GreenFanは2つのホームポジションの両方をしっかりと守れるように作られている。と僕は思っている。

「あるべき場所」にあるために、扇風機自体を動かさなくても欲しいところに風を送る。最近の扇風機では基本機能だろうが、遠く風が届き、首振り範囲の調整できる。風が届かない距離的・位置的問題を解決している。

そして「向くべき向き」を守るために「止めれば必ず正面を向く」。

意識をしなければ忘れてしまいそうな要素だが「あるべき場所」にあることは、インテリアにとっては大切な要素なのだと思う。

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source / image : BALMUDA

黒いBALMUDA『The GreenFan』

BALMUDAの黒い『GreenFan』。

バッテリー式になったり、リモコンが便利になったりと、毎年地道にアップデートされている『GreenFan』だが、今年はオールブラック仕様が登場した。

名前も『The GreenFan』に変更。我が家には通常色のGreenFanがいて、機能的にもとても重宝しているのだけれど、これは惹かれる。

BALMUDAにとって黒のカラバリはそれなりに意味があるのではと個人的には思っている。同社が黒のアイテムを出したのは初期のライトを除くと、『BALMUDA The Toaster』がはじめて。

『BALMUDA The Toaster』は、『GreenFan』で急成長したもののその後不振が続いた同社が再起をかけたプロダクト。そのカラバリを、初期の代表作GreenFanが纏うのは、同社が次なるフェーズに歩みを進めている印象を受けたりもする。

ちょうどシルバーのみだったMacにブラックにゴールドが追加された感覚に近い。

と、いろいろ思いつつ、とりあえず欲しい。

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source : BALMUDA

BALMUDA『GreenFan Japan』

BALMUDAの扇風機『GreenFan Japan』。

2重構造の羽と安定的に低速回転できるDCモーターを搭載し、自然界の涼しい風を再現するGreenFan。初代GreenFanは3万円台という当時の常識では考えられない価格設定ながら、大ヒット。高級扇風機という新ジャンルを生み出しました。

2010年の初代から今年で6年目。オリジナルのGreenFanは『GreenFan Japan』に名前を変え、派生モデルも擁しながら着実な進化を続けています。

風の質が素晴らしいのはいわずもがな。首振り中に電源を切っても必ず正面を向いて止まること。UIがすべて頭にあること。リモコンいらずで首振り範囲を自由に設定できること。別売のバッテリーキットがあることなど、ユーザーがどこに不満を覚えるか本当によく考えられた製品だと思います。

家電ベンチャーといわれるBALMUDAですが、メーカー本位で最も製造効率がよく価格を抑えられる製品しか作らない国内メーカーと比べると、家電メーカーとはこうあるべき姿を体現している希有なメーカー。

The Toasterも人気を博しており、今後の製品展開も楽しみです。

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source : BALMUDA

R不動産 toolbox

R不動産が運営する『R不動産 toolbox』。

toolboxでは、”内装”を模様替えするように楽しむための、さまざまなアイデアや商品を提供しています。

フローリングのような床材から、壁の塗料、棚板や、タオルハンガー、ユニットバスやトイレ、造作家具にいたるまでさまざまな商品を展開しています。

それらの商品をただ売るだけではなく、施工方法や取り付け方法のノウハウなども公開しており、セルフリフォーム、セルフリノベーションを手助けする力強い存在となっています。また、現状復帰可能なものも多くラインナップされているので、持ち家だけでなく、賃貸住宅でも楽しむこが可能です。

ハウスメーカーやディベロッパーが提供する「一般的に住みやすい住宅」ではなく、「自分が住みたい住宅」に家を編集する。住環境に対する意識が高まりを感じます。

source / image : R不動産 toolbox

【Weekends】無印良品『スリムアームソファ』を5年使って

無印のど定番家具のひとつにソファがあります。スリムアームとワイドアーム、1〜3シーターまでの幅、ウレタン、羽根、ポケットコイルといったクッション材、そしてカバーと、組み合わせ次第で様々な雰囲気のソファ作れるものです。

定番商品として長くラインナップされており、気になっている人も、すでに持っている人も多いであろうこのソファーが、我が家にやってきてから早5年も経過しました。

様々思うところはあるのですが、今回はメリット・デメリットに分けて、このソファのレビューをしていきたいと思います。

メリット

– メンテナンスが容易。カバーの洗濯、クッション材のローテーション、場所の移動等

カバーはマジックテープで留めているだけなので容易に外すことができ、基本的には家の洗濯機で洗濯できるはずです。そしてクッション材もマジックテープで留めているだけなので、ソファの寿命を伸ばすために位置をローテーションしてあげることも容易です。また、足が約10cmあるので下を掃除するのも比較的容易です。

– カバーの入手性が安定している

これは無印良品の定番モノは全部そうですが、どこの店舗でも基本的には廃盤にならねければいつでもカバーを買い換えることが出来ます。何年か経ってカバーが古くなっても、同じモノが恐らく流通しているだろうというのは非常に安心です。

– カラーバリエーションが豊富

これは上と同様カバーについての話ですが、色や素材のバリエーションが非常に豊富です。夏は夏らしいモノ。冬は冬らしいモノと付け替えて使うのも容易なので、例えば引っ越しで家具のテイストを変えたとしても汎用性が効きやすいんですね。

デメリット

– クッション材がくたってくる

これは我が家にあるのがウレタンだから仕方ないのかもしれません。ウレタン→羽根→ポケットコイルといった順に値段が上がりますが、一般的に低価格帯のソファは無印に限らずウレタンです。しいていうならば、自分もちゃんとローテーションしていなかったのでローテーションを頻繁にすればもっと違うとは思います。

もし予算があるならばポケットコイルにしておけば、カバーは前述の通り入手性が高いので10年でもそれ以上でも使うことが出来る位のポテンシャルはあると思います。逆に、3〜5年を目安に使うんであればウレタンか羽根で十分かなと思います。

– ワイドアームにしておけば…と時々思うスリムアーム

決してスリムアームが悪いなんてことはありません。ただ、ソファに横になって足をかけたり、腕を乗せたりするときに、アームが細いと痛いんですよね笑

それと物を置けるというのが地味にワイドアームの良いところ。iPhoneやコップなど、ちょっとしたものを置きたいときに、わざわざテーブルに置くのは不便かなと。

ただ、ここも一長一短。ワイドアームだとやはり幅があるので置く場所を微妙に選ぶ場合もあるかもしれません。デザイン的にもどちらが良いとは一概に言えないし、難しいところです。

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5年使ってみた感想はこんなところです。総合的には買ってよかったのではないでしょうか。

次引っ越すときには、寿命もあるので買い替えようとは思いますが、無印の家具らしい『シンプル』感にそろそろお腹いっぱいになってきているので、次はちょっと趣向を変えるつもりです。

やはり大きな家具なので、ソファーが家の雰囲気に与える影響は非常に大きいです。ソファーに合わせて家具を考えるようになりますし、いくら変えられるとはいっても、さすがにカバーも頻繁に変えるわけにはいかないですしね。

無印良品 『スチールユニットシェルフ』

無印良品の収納家具『スチールユニットシェルフ』。

このシェルフの優れた点はデザインでも素材でもなく、そのサイズ感にあります。このシェルフの幅は84cm。この中途半端にみえる幅にはしっかりとした意味があったんです。

モジュールも、一から決めることにしました。そのとき頭に浮かんだのは、日本の家屋のサイズです。尺貫法を基準にした日本家屋では、柱と柱の間隔は1間(182cm)。ここに半間(91cm)幅の家具を入れようとしても、無理があります。そこで、基準寸法を幅84㎝に設定。その3分の1、3分の2というふうにサイズを展開し、奥行きは共通にしました。

そう、日本の木造住宅の寸法に合わせて作っていたのです。これ以降、無印は多くのシェルフや収納家具類はこの幅84cmをモジュール(基本寸法)にして作っています。また、無印は多くの製品にモジュール(基本寸法)の概念を採用しており、ボックスなどの収納小物もモジュールに合わせて作っているため、無印の家具と収納小物の多くがピッタリと収まるように設計されています。

無印の店舗のディスプレイがあんなに綺麗なのも、1つ1つの製品がしっかりと考えられて、収まるように作られているからなんです。

source / image : 無印良品 – くらしの良品研究所

Bsize 『STROKE』

BsizeによるLEDデスクライト『STROKE』。このライトの特徴は、Ra90という美術館やデザインの現場で使われるほどの高い演色性を持ったLEDと、直径15mmのパイプを曲げただけというシンプルなデザインです。

このLEDは、代表の八木氏が大手メーカー在職中に出会いったもの。そこからデスクライトとしての活用を思いき、起業、製品化へと歩みを進め作り上げたのがこのSTROKEなのです。

1本のスチールパイプをただ曲げただけのデザインは、分割して組むのに比べ製造コストも高く技術力も要します。ただ、デザイン上の理由とリサイクルの容易さという観点から八木氏はここを譲らず、技術力のある工場と組むことで実現したのです。

おかげでその継ぎ目のないシンプルやデザインは高い評価を受け、日本のグッドデザイン賞やドイツのred dot design awardを受賞しています。

source / image : STROKE