SIGMA『SEIN』が構築する継続的なブランド体験

SIGMAが発行する広報誌『SEIN(ザイン)』。

同社のレンズを1本でも所有し、ユーザー登録を行っていれば申し込みができる小冊子だ。内容はSIGMA製カメラやレンズの紹介や、プロカメラマンをはじめとしたユーザーインタビュー。同社が出展したイベントのレポート。コラムといったもの。毎号30-40ページほどのボリュームで、だいたい年4回発行されてきている。

広報誌「SEIN(ザイン)」創刊のお知らせ|株式会社シグマ

シグマは2012年に『SIGMA GROBAL VISION』という企業と製品双方にかかる理念を発表してから、ブランド力を強化してきた。プロダクトデザインをソニーデザインセンター出身の岩崎一郎氏に依頼。レンズ、カメラといったプロダクトをはじめ、ウェブサイト、展示会のブースまで一貫したブランドコミュニケーションの構築を進めてきた。

その最たるものがこのSEINだろうなと個人的には思っている。SEINはいわゆるファンブックに近く、ボリュームこそ少ないものの無料で配布することで既存ユーザーのロイヤリティは確かに高まる。(僕自身がそうであるように)

比較に出して申し訳ないが、競合の交換レンズメーカーT社もSIGMAと同様にレンズのデザインはアップデートしたが、コミュニケーションは以前のまま。それではSIGMAに勝てないぞと思いつつ、そこまでがらっと変えるのは難しいのだろうなとも思う。

SIGMAの山木社長に以前インタビューさせていただいた際には「僕は、単純にモノが好きなんですよ」と語っていたが、そのモノ好き度合いはかなりだと思う。出なければ、こんなに素晴らしいプロダクト、コミュニケーションは生み出せないと思うからだ。

『LIFE PACKING 2.1 未来を生きるためのモノと知恵』

高城剛著の書籍『LIFE PACKING 2.1 未来を生きるためのモノと知恵』。

常に世界中を飛び回りながら働く高城氏は、スーツケースに入らない荷物は不要と考え、モノを捨て家を捨て、最小限の持ち物で暮らす究極のミニマリスト。同氏がスーツケース2個分の荷物だけで暮らす経験のなかで出会った、本当に優れた”価値あるモノ”を紹介するのがこの『LIFE PACKING』です。

前作の『LIFE PACKING 未来を生きるためのモノと知恵』から2年。2016年のいま、高城氏が考える最高のプロダクトが紹介されています。以下、本書の紹介文です。

「アイデアは移動距離と比例する」というのは、僕の25年以上にわたる実感で、事実そうなのだと確信しています。
家の中で机に向かって何か考えるより、ブラりと駅前まで歩いて、面白いオジさんとすれ違うだけで、あたらしいキャラクターを思い浮かぶかもしれません。

その上、世間巷でよく言われる「どこでも働ける」というのは、wifiが完備したカフェやしっかりとした交通網がある小都市やリゾートではなく、インフラすらままならない場所を僕にとっては意味します。

それは、現代社会では「圏外」と呼ばれる場所なんです。身軽に「圏外」に出向いて、パッと「生活環境」を整えて、増大したアイデアをもとに仕事に私事に精を出せれば、人生は大いに豊かになるものだと、これまた実感しています。

また、家をやめたり、驚くほどに荷物を小さくしたり、信じられない速度で移動を続けるのは、ちょっとした「社会への抵抗」なのかもしれません。
音楽や文学から反骨や生き様、それに自由までがなくなってしまってからしばらく経ちますが、僕はその次としての「旅」や「あたらしい日常」に、反骨や生き様を見つけ出そうとしていると、改めて本書を書きながら感じています。
かつての「反骨としてのモノ」がギターだとしたら、いまの僕にとっての「反骨としてのモノ」は、ドローンに代表される、本書に収録した未来ディバイスの数々なのでしょう。

3年後のことなんて、わかりません。自分も社会も国家も世界もすべて。それが、未来のたったひとつの事実なんです。だから、荷物を減らし、上手にパッキングし、あらゆるリスクに備え、心身ともに行けるところまで行って、人生を拡大しましょう!

―本文より―

ちなみにこの『LIFE PACKING 2.1』はKindle Unlimitedの対象アイテム。会員の方は是非DLしてみてください。

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source / image : LIFE PACKING2.1 未来を生きるためのモノと知恵 高城剛著