JohnLobb、EdwardGreen、Alden…。本格靴といわれて真っ先に思い着くのは、海外メーカーという人は少なくないのではないでしょうか。

本場のヨーロッパが優れた靴を作れるのは事実。しかしここ日本にもヨーロッパに引けをとらない本格靴を作るメーカーが存在します。それが金沢発の本格靴メーカー『KOKON』です。

KOKONは店主の小紺浩良氏が1995年に金沢の地で創業した商店街にある小さな靴屋さんです。既成靴とオーダー靴の販売を行う同店ですが、独自ラストの改良、そしてOEMメーカー『セントラル靴』との協業によって、その評価を高めはじめました。

セントラル靴発の『JOE WORKS』の高い技術

セントラル靴は、国内の本格靴OEMとして名の知られたメーカー。Trading Postのオリジナル品をはじめ、多くの国産本格靴の製造を裏で支えており、製造技術の高さには定評があります。

KOKONは長らくセントラル靴に製造を委託することで、そのクオリティの高さで評価を得てきました。しかし2014年「KOKON製品の製造管理を担っていた駒沢氏が同社から独立。それに合わせてKOKONも駒沢氏の会社『JOE WORKS』に委託先を移管しました。

これにより、高い技術はそのままにより柔軟性と信頼性の高いパートナーを得ることに成功。安定してハイクオリティな製品を製造し続けてくれているのです。

 

海外の名店にひけをとらない高品質な革

KOKONは、その製造クオリティもさることながら、高く評価される所以はその革にもあるでしょう。

KOKONでは、日本を代表するタンナー『新喜皮革』のコードバンをはじめ、『カールフロイデンベルク』や『デュプイ』、『アノネイ』といった海外の有名タンナーの革を一通り取り揃えています。

極東の日本、そして金沢の小さなお店でありながらも、取り扱っている革は大手海外メーカーと遜色ないのです。

 

洗練された独自ラスト

そして靴の要ともいえるラストもまた、KOKONを語る上では外せない要素です。

KOKONには、2006年に日本人の足に合わせ開発された名ラスト『KO-1』と、それを改良し近代的な甲低でスリムな足に合わせた『KO-N1』。そして外羽やプレーントゥ用などに『KO-9』とその改良版の『KO-N9』、『KO-4』など複数の独自ラストが存在します。

そのなかでも特に私が気に入っているのがKO-N1です。KO-N1は土踏まずのアーチと絞り込みが強く、ヒールカウンターも小ぶり。ノーズも長くないトラディショナルな英国靴の形をしています。個人的な感覚では、甲を少し高くしたEdwardGreenの#82といったところでしょうか。

しかし、KOKONのように複雑な形状をしたラストは製造難度も高くなってしまいます。その製造難度を、駒沢氏率いる『JOE WORKS』の高い技術によって担保することで、KOKONの靴は実現されているのです。

このように、『高い製造技術』『ハイクオリティな革』『優れたラスト』があわさることで、KOKONの靴は実現されているのです。そしてKOKONの驚くべき点は、このようなハイクオリティな靴を58,000円〜という非常に安価な価格で提供していること。1ドル100円以下だった時代でも10万近い値段だった海外メーカーと比較すると、圧倒的な低価格で手にすることができるというわけです。

現在では金沢の本店だけでなく、同店で修行を積んだ店主が接客してくれる名古屋の『Avanti』、そして横浜の『Gloucester Road Shoes Shop』の計3店舗で展開されるKOKONの靴。

是非一度、試してみてはいかがでしょうか。

LINK : KOKON