無印良品のスニーカー『オーガニックコットンスニーカー』。

Converseの名作スニーカー『ジャックパーセル』を思わせる形を、無印良品らしいアノニマスなデザインに落とし込んでいる。シーズンごとに数色ずつ展開しているが、通年展開の白を選ぶと、そのアノニマス感はさらに強調される。

無印良品のブランドコンセプトを以下のように記している。

無印良品が目指しているのは「これがいい」ではなく「これでいい」という理性的な満足感をお客さまに持っていただくことです。
「これがいい」には微かなエゴイズムや不協和が含まれますが「これでいい」には抑制や譲歩を含んだ理性が働いています。
しかしながら「で」の中には、あきらめや小さな不満足が含まれるかもしれません。
無印良品は「で」の中にある小さな不満足を払拭し、明晰で自信に満ちた「これでいい」の次元を目指します。

『オーガニックコットンスニーカー』は、このコンセプトを体現しているようなデザインだと個人的には思っている。

こと白いスニーカーに関しては、汚れが最大の弱点だ。とはいえ、都度買い換えていてはコストも嵩む。汚したくないから履かないというのは本末転倒だが、下駄箱で繰り広げられる意思決定の中では比較的よくある話だろう。

度々書いているが、僕は無印良品の素晴らしさはいつ行っても同じものが用意されている点にあると思う。たとえ汚してもまた買えるとという安心感はとても大きい。勿論、2,990円という価格的安心感はいうまでもないし、「これでいい」と思える商品を作ってくれていることは前提だ。

「でいい」を変わらず追求し、用意してくれる無印良品。僕は頭が上がらない。

source / image : 無印良品