無印良品の収納家具『スチールユニットシェルフ』。

このシェルフの優れた点はデザインでも素材でもなく、そのサイズ感にあります。このシェルフの幅は84cm。この中途半端にみえる幅にはしっかりとした意味があったんです。

モジュールも、一から決めることにしました。そのとき頭に浮かんだのは、日本の家屋のサイズです。尺貫法を基準にした日本家屋では、柱と柱の間隔は1間(182cm)。ここに半間(91cm)幅の家具を入れようとしても、無理があります。そこで、基準寸法を幅84㎝に設定。その3分の1、3分の2というふうにサイズを展開し、奥行きは共通にしました。

そう、日本の木造住宅の寸法に合わせて作っていたのです。これ以降、無印は多くのシェルフや収納家具類はこの幅84cmをモジュール(基本寸法)にして作っています。また、無印は多くの製品にモジュール(基本寸法)の概念を採用しており、ボックスなどの収納小物もモジュールに合わせて作っているため、無印の家具と収納小物の多くがピッタリと収まるように設計されています。

無印の店舗のディスプレイがあんなに綺麗なのも、1つ1つの製品がしっかりと考えられて、収まるように作られているからなんです。

source / image : 無印良品 – くらしの良品研究所