【Review】音も、デザインも、機能も譲らなかった『BeoPlay E8』

Bang & Olfsenのカジュアルライン「B&O Play」は、ワイヤレスイヤホン『BeoPlay E8』をリリースした。

11月22日の発売日を前に、11日から直営店限定で先行販売が開始。1週間弱使ってみたところで所感を書いていきたいと思う。

なお、筆者はTWS(True Wireless Stereo・完全左右分離型イヤホン)ではAirPods、ヘッドホンで『BeoPlay H8』、イヤホンで『UE900s』『TF10Pro』『QC30』『IE8』を使っており、そのあたりとの比較がメインだ。

TWS最高峰のデザイン

デザインはさすがにB&O。TWSの中でもトップクラスのクオリティだろう。

質感の高さ、金属とレザーの上手い使い分け、ケースの開閉の質感など。どの観点でみても抜かりない。

BeoPlayはB&Oらしい上質さを残しつつ、カジュアルラインらしい、いい意味でのチープさを併せ持つと個人的には思っている。E8のプラスチック筐体はまさにそれで、金属にすると、少々仰々しくなってしまうだろう。

ケース表面の型押しが控えめなのも好印象だ。(無論しっかりと主張してほしい人もいるだろうが)

バッテリーから接続まで。申し分ない機能

スペック表を見れば分かる話ではあるが念のため。

特筆すべきはバッテリーライフだろう。ケース込で12時間、単体で4時間。AirPodsには敵わないものの、他TWSと比べると長いほうだ。(とはいえこればかりは、AirPodsに敵わない)

使い方にもよるだろうとは思いつつ、筆者の場合は週2,3回の充電で十分。正直イヤホンを充電する習慣があまりない人間としてはとても助かっている。

よくある左右での音の断絶や、デバイスとの距離による音の途切れもかなり少ない。とはいえゼロではないのだが、視聴した限りのTWSの中ではかなりよい方だと思う。

E8を越える精度で音が切れないのは(僕の所有している物の中では)AirPodsくらいだと思う。

Beoplayらしい音、アプリが活きる音

E8の音というよりはもはやBeoPlayの音と言っても過言ではない。同社のヘッドホンH8と音の傾向はほぼ同じだ。

全域でしっかりと鳴らしつつ、中高音の表現は上手く、音場も広い。ダイナミック型らしからぬ音で、価格から考えるとかなり健闘している。とはいえあくまで同価格帯で比較した場合にというところだが。(といってもワイヤレスでここまでと言うのは素晴らしいと思うが)

ただ、BeoPlayプロダクトはアプリを使ってこそ真価を発揮すると個人的には思っている。できることはほぼほぼイコライザなのだが、直感的なUIで音の調整ができ、簡単に好みの音を作り出せる。僕の場合、中高音を多少引き上げて使っている。

音・デザイン・機能の全方位

ここまで一通り見た中で、なぜE8を選んだのかと言う話をしよう。

一言で表すなら「バランス」に尽きる。

他メーカーでは実現できていない、デザイン性。12時間近いバッテリーライフにコンパクトなボディ、ワイヤレス性能スといった機能。そしてBeoplayらしい元気な音。要素分解した際、全方位で優れているのがE8の特徴ではないだろうか。

よく言えば優等生、悪く言えば特徴がないのかも知れない。Earinもデザイン面は優れているし、SONYも音はいい。僕がE8を選んだのは、それぞれが及第点をはるかに超えたレベルだったからだと思う。

フラットにみて、TWSの市場はまだまだ成熟されていない。口コミサイトをみても「音が切れる」「バッテリーが持たない」「使いづらい」「音がイマイチ」といった意見が並ぶ。まだまだ多くの人が満足できる商品を各社作れていないのが現状だ。

AirPodsはなかなかいいレベルまで来ていると思いつつ、通勤時に使えないレベルで遮音性が皆無なのが個人的には痛いポイントだった。

まだまだ成熟していない市場で、E8の完成度は群を抜いている。正直BeoPlayがここまで完成度を上げて製品をリリースしてくれるとは思っていなかった。音の切れはまだまだあるだろうと思っていた。視聴機を試し、1週間使ってみて、僕の期待はいい意味で裏切られた。

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完璧な音を革の上質なケースに収めて。B&O Play『BeoPlay E8』

Bang & Olfsenのカジュアルライン「B&O Play」は、左右分離型の完全ワイヤレスイヤホン『BeoPlay E8』を発表した。

『BeoPlay E8』は同社初の完全ワイヤレスイヤホン(True Wireless Stereo・TWS)だ。AppleのAirPodsの登場によって火がついたこのTWSブームに満を持してBang & Olfsenも参戦した形となる。

機能的には一般的なTWSと同様。Bluetooth4.2での接続で、AACコーデックに対応。バッテリーライフは本体で4時間、専用ケースと併せて12時間利用可能だ。マイクとタッチセンサーを搭載しており、再生停止や電話をかけるといった操作を本体をタッチすることで実現する。

BeoPlayの魅力はデザインと音にある。デザインはシンプルにまとめつつも、ケースにはきれいなシボ革を使うなど質感の高さは際立つ。僕自身Beoplay H8を持っているが、欧州ブランドらしい高級感のある革や金属の質感。他のブランドでは決して真似のできないクオリティに仕上がっている。

音はBang & Olfsenらしい・・・と言いたいところだが販売前のため今言えることは正直ない。ただ、これまでのイヤホン・ヘッドホンシリーズ全般的に音の分離がよく、明るめの味付けになっている印象が強い。さらに専用アプリから音の調整がきくので「自分の好きな音」に落とし込みやすい。比較的最近のポータブルオーディオでは珍しくない機能だが、音の傾向にこだわりのある層には嬉しいポイントだ。

価格は299ドル(約33,000円)。米国内では10月12日より発売するようだが、現状日本でのリリースはアナウンスされていない。

source / image : B&O PLAY

B&O PLAY 『BeoPlay H8』

B&O PLAYによるワイヤレスノイズキャンセリングヘッドフォン『BeoPlay H8』。

Bang & Olfsenのカジュアルラインとして登場したB&O Play。本家の高いデザイン性やピュアオーディオでの知見活かし、ポータブルやホームオーディオなど、音楽をよりカジュアルに楽しむプロダクトを展開しています。

H8はBluetoothによるワイヤレス機能と、アクティブノイズキャンセリング機能を備え、高い利便性を実現したフラッグシップモデル。本家譲りのデザイン性と、革や金属を用いた高い質感。そして、同価格帯のヘッドフォンでは実現できないハイクオリティなサウンドに仕上げられています。

側圧もちょうどよく、長時間付けていても苦にならない装着感。全方位に抜かりのないあたり、さすがといった感じです。

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source / image : B&O PLAY