『tomo』は私が知りうる限り、最も不便なカメラアプリです。ただ、不便ではありつつも「写真を撮るという行為」の本質を思い出させてくれるアプリです。

tomoには他のカメラアプリのようなフィルターやシェアといったスマホならではの機能は一切搭載されていません。また、ファインダーのようにスマホの画面の1/8くらいの狭い範囲でしか、撮影するときに画面を確認できません。そして、フィルムのように36枚撮影し終わって72時間経たなければ撮った写真を見ることもできません。

つまり、現代で不便とされるフィルムカメラの不便さを、便利とされるスマホカメラに搭載しているのです。その不便さを体感することで、「1枚の写真を撮る」という行為に対し、もっと丁寧に接することができるようになる。そんなアプリです。

このアプリは、自分が本当に撮りたい対象は何か。自分はなぜこの写真をわざわざ撮るのだろうか。そんな「写真を撮る行為」の意味を、再度考えさせてくれます。

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image / source : Tomo